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プロ野球オールスターゲームが中止決定。ホームランダービー、マスコットパフォーマンスなど あえて今、魅力をご紹介!

新型コロナウイルスの影響により、2020年のプロ野球オールスターゲームは中止に

2020年5月11日日本野球機構(NPB)は、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた開幕の日程や対応について協議し、7月19日、20日に予定されていたオールスターの中止を決定しました。

開幕を待ちわびていたプロ野球ファンにとっては、とても寂しいニュースです。全ての野球ファンにとって心が高鳴る、セ・パ両リーグのスター選手が一堂に会するビッグイベントが今年は見られないなんて。

でも、少しずつ明るい兆しも見えてきています。2020年のプロ野球開幕を心待ちに、今回はあえてプロ野球オールスターゲームの魅力についてご紹介したいと思います!

プロ野球オールスターゲームって何?

プロ野球オールスターゲームと日本野球機構が主催する対抗試合のことで、毎年7月にセントラル・リーグとパシフィック・リーグの各選抜選手によるチームで行われます。選手はプロ野球ファンによる投票や監督推薦によって選ばれます。現在はスポンサーであるマイナビを冠して、正式な大会名はマイナビオールスターゲームとなっています。オールスターや球宴と称されることもあります。



プロ野球オールスターゲームの歴史

オールスターゲームの歴史は古く、1951年から現在と同じセ・リーグとパ・リーグの対抗戦の形で開催されています。(オールスターゲームが中止されたのは、70年の歴史の中で初めてのことだそうです)。

スタート当初は年により2試合だったり3試合だったり、年度によりばらつきがありましたが、1961年からは3試合が定着します。しかし、MLBのオールスターが1試合しか開催されていないことから、選手側の要望もあって、1989年以降は原則2試合となりました。途中東日本大震災の復興支援などで、3試合目を被災地である宮城・岩手・福島の各県の球場で実施したこともありましたが、2014年からは再び2試合制となり、2018年からは4年に1度、1試合を地方球場で開催することになっています。

プロ野球オールスターゲームの見どころ(マスコットパフォーマンス・イベント編)

プロ野球オールスターゲームの見どころは選手のプレイだけではありません。多くのプロ野球ファンは各球団のマスコット達の個性あふれるおもしろパフォーマンスと若さ弾ける各チームのチアのダンスも楽しみにしています。2019年のオールスターゲームで開催されたイベント(@東京ドーム)をご紹介します。

7月11日(前夜祭)

東京ドーム前でセ・リーグを率いる前年セ・リーグ優勝チームの監督だった緒方監督とパ・リーグ優勝チームの辻監督が各チームの注目選手や対戦に向けての意気込みを語ったり、オールスターゲームに出場経験のあるプロ野球OBによるトークショー、各チームのチアによるパフォーマンス、ホームランダービーの組み合わせ抽選会が行われました。

7月12日(第1戦)

<試合前イベント>

・各球団マスコット対決(風船割りゲーム?)

・チア・マスコットのフォトセッション

・12球団チアとホームランガールによるダンス・パフォーマンス

・12球団応援歌メドレー

・「野球場へ行こう」

マスコット対決ではつば九郎が暴走したり、マスコット達のキャラが立っていて見ていて飽きません!12球団応援歌メドレーはいつの間にか覚えてしまっている、他球団の応援歌を一緒に歌う楽しい時間です。「野球場へ行こう」は試合中に毎回流れるNPBのオフィシャルソングですが、歌詞を見ると野球ファンの思いの詰まったとても素敵な歌です。これをみんなで歌うのは野球ファンにとって、心なごむ時間なのです。

<場内イベント>

・野球殿堂入り表彰式

・始球式

・セ・リーグ応援歌メドレー、パ・リーグ応援歌メドレー

・マスコット対決!(全員徒競争、遠投投げ、ホームラン対決)

・12球団チアリーダー、ダンスチーム、ホームランガールパフォーマンス

野球殿堂入り表彰式は試合開始前に開催され、2019年は立浪和義氏、権藤博氏が表彰されました。野球において活躍と貢献された方々への表彰に立ち会えるのも光栄です。

イニング間に行われるマスコット対決はマスコットの体型から想像される通り、かなりのわちゃわちゃぶりであり、いたずらキャラやら、マスコット間の関係性が浮き彫りになったり、まあ見ていて面白いです!



プロ野球オールスターゲームの見どころ(ホームランダービー・選手編)

オールスターゲームはファンによる投票と監督推薦によって出場選手が決まりますので、各チームの人気実力とも兼ね備えた選手達が出場します。いつもは同リーグのライバルチームで戦っている選手達が練習時には同じユニフォームを着て(実際の試合は自分のチームのユニフォームを着てプレイしますが、練習中は練習ユニフォームを着ています)、和やかな雰囲気で練習している姿を見るのは楽しいです。

試合前にはホームランダービーが開催されます。2分間という時間制限の中で何本ホームランを打てるかという競争をします。ホームランバッター達が集中して一本でも多くホームランを打とうとする姿は応援しているこちらも力が入ります。また球を投げるバッティングピッチャーの腕前も見どころです。2019年のホームランダービーは広島東洋カープの鈴木誠也選手が初優勝しました。

もちろん試合も大盛り上がりです。いつもとは違う選手の起用があったり、いつもはやられている選手が味方になってくれて嬉しかったりと、球場全体が野球愛に満たされていることを感じます!

プロ野球オールスターゲーム2019に実際行ってみた感想

2019年のオールスターゲームに初めて参戦してみました。率直な感想は、『また来年も絶対行きたい!!』

かわいくて面白いマスコット達のパフォーマンスも必見ですが、普段はライバルチームのバッターのホームランパフォーマンスを一緒にやってみたり(実はずっとやってみたかった!)、あまり知らなった選手を知るきっかけになったり、自分の野球ファンとしての視野が広がった気がしました。贔屓チームじゃなくても、応援したい選手がたくさんできました!

まとめ

いかがでしたか?2020年のオールスターゲームは中止が決定してしまいましたが、オールスターゲームは初心者野球ファンでも十分楽しめるイベントです。一度行くとハマること間違いなしです。来年2021年のオールスターゲームを楽しみにしましょう!