コロナ対策

7月10日よりプロ野球有観客試合開催。コロナ対策下の観戦はどうなる?①球場編

2020年7月8日にNPBは有観客での試合開催に向けた新型コロナウイルス感染予防ガイドラインを発表しました。この中には7月10日から有観客試合での予防措置や感染者発生時の対応などかなり細かくガイドラインが設けられています。

今回はこの中から実際に球場に観戦に行ったファンに関わる項目をいくつかご紹介します。

球場はどのように変わる?

①試合前後、試合中の案内と予防措置の強化

  • 球場大型ビジョン、場内放送、球団SNS、球団ホームページ、チケットページ等を通じてマスク着用、手指消毒励行、咳エチケット遵守を含む一般的な予防措置のアナウンスがされるようです。

 

②飲食販売関連

  • 販売担当者はマスクを必ず着用し、衛生手袋の着用を推奨する。検温や日々の体調管理を徹底し、こまめな手指消毒に努める。
  • 飲食販売においては、待機列に一定の間隔を設ける、売店カウンターにビニールカーテンやアクリルボードを設置する等可能な限りの感染予防策を講じる。
  • 金銭のやり取りは必ずトレーを介して行う。精算担当者と商品受け渡し担当者を分ける等の対策も有効。 偶発的に直接のやり取りとなった場合は、その後必ず手指消毒を行う。
  • 複数人でシェアすることを想定しているメニュー(フィンガーフードのパーティーボックス等)の提供を行わない。
  • 個包装もしくはフタ付きで提供できるフードが望ましい。ビュッフェスタイルでの飲食物提供及び調味料や紙ナプキン・箸等をセルフサービスで提供することを禁止。

 

球場らしいポテトフライや唐揚げなどのフィンガーフードを大勢でシェアする仕様の物は提供されなくなるようです。また、フードは衛生面に配慮してフタ付きや個包装化され、グラウンドの見えるレストランでのビュッフェの提供もなくなるようです。



  • 球場外周での飲食物販売は可能
  • 来場者による飲食物の持ち込みは通常の球場ルールに従う
  • 持ち込みが禁じられている缶、瓶等を入場前に来場者自身によるカップへの移し替えは可能だが移し替え用カップは衛生手袋を着用した係員が渡す。
  • ビン・缶類などのカップの移し替えは来場者自身で行い、処分する空き容器も来場者自身でごみ箱に捨てる(係員等が来場者の持ち込んだゴミに触れない)。

 

カップの手渡しやゴミの処分については、ウィルス感染に配慮したものになっているようです。

 

  • 球場内でのアルコールの販売は7月中は販売を控えることを推奨するものの、球団の判断に委ねる。
  • 販売員がカップに缶ビールを直接注 いで観客に手渡す行為も可能
  • 販売員がサーバーからカップに注いで観客に手渡す行為も可能

 

野球場と言えば、生ビールですよね!7月中は販売を控えることを推奨するとありますが、ファンとしてはやはり有観客試合開始と同時に販売も開始して欲しいです。

③消毒と衛生

  • 消毒人材配置、消毒剤の選定(経済産業省HP等参照)、消毒業務手順の準備

 

消毒を徹底する為に消毒係を配置するようですね。また、経済産業省のHPに記載されている新型コロナウイルスに有効な消毒剤を使用するように指導しています。

 

  • トイレ/売店等オープンスペースの消毒徹底。清掃員事前教育の実施

 

消毒については徹底するように、清掃員の皆さんに研修をするようですね。いつもきれいにしてくださる清掃員の皆さんに感謝したいです。

 

  • 球場内に医療スタッフ(防護服着用)を配置、体調不良者(感染疑い症状発症者を含む)発生時に対応

 

体調不良者が発生した時に対応する為に、防護服を着用した医療スタッフが配置されるようです。万一の感染疑い者に迅速に対応するように配慮されています。



④感染疑い症状発症者の隔離場所の用意とアクセスコントロール

  • 隔離空間は四方を壁または幕で囲われ、ドアまたは仕切り等で出入口を閉じることができる換気の良い空間に指定し、マスク/衛生手袋/防護服を着用した人だけ隔離空間を出入りできるように制限

 

感染の疑いのある人はすぐに隔離されて、防護服を着用した限られた人のみが対応するようです。

⑤密集、接触を避ける

  • 観戦や球場内の移動の際は、人との距離を十分確保するよう呼びかけ

 

7月10日から最大5,000人の入場ということですが、概ね一列に1〜2名の座席配置になっているようです。

 

  • スタンドに入ったボールは球場係員が回収することが望ましいが、ボールの扱いについては各球団・球場の判断とする。密接・密集を避けるため自席を離れてボールを取りにいかないよう観客に周知、注意 喚起を行うことが望ましい

 

スタンドインしたボールは、以前のようにボールを取りにみんなが押し寄せることのないようにアナウンスされる可能性がありますね。と言われても、つい追いかけてしまいそうですね!!

まとめ

いかがでしたか?8月1日からは人数上限収容率50%とするように、段階的に緩和していくようです。球場はコロナ前に比べると、守らなければならないルールも増えて、以前よりは窮屈にはなりますが、開幕が延期され、野球の無い寂しい日々を過ごしたファンにとっては、どうということはありませんね!

次回は観客への対応がどうなるかを詳しくご紹介します!最後まで読んでいただきましてありがとうございました。