球場・野球関連施設

野球殿堂博物館に行こう!グッズは?滞在時間は?初心者でも楽しめる注目ポイントをご紹介!

野球殿堂博物館をご存知ですか?野球殿堂博物館は競技としての野球の始まりから、プロ野球、高校野球、ジュニア野球、国際試合などなど、日本の野球に関するあらゆるものを展示した野球ファン必見の野球専門博物館です。東京ドーム内にありますので、野球観戦の前などに、ぜひ訪問して見てください。よーく見ると興味深いものが沢山ありますよ!

入館

野球殿堂博物館の入り口は東京ドーム21番出口の右側にあります。受付で各球団のファンクラブカードを提示すると入館料が100円割引になりますので、ファンクラブカードをお忘れなくお持ちくださいね。

プロ野球TODAY

こちらのコーナーでは、現在のプロ野球に関する展示がされています。真ん中には「日本シリーズ優勝トロフィー(内閣総理大臣杯)」が展示され(ガラスケースの中に入っています)、その周りに各球団ごとにスター選手のユニフォームやグラブ(グローブ✳︎)、バットなどが展示してあります。また、監督や選手のサイン色紙もあります。✳︎以前はグローブと呼んでいましたが、今ではグラブが一般的のようです。

ユニフォームやシューズの大きさに驚いたり、監督の達筆ぶりや添えられた一言も注目ポイントです。グラブには目印として名前などが刺繍してあるのですが、グラブの中側の普段見えないところに刺繍をしている選手もいます。それが奥様のお名前だったり、自分の信条・信念だったりと、選手の素顔を垣間見ることもできます。

こちらの展示は毎年シーズン開幕前に更新され、前年度活躍した選手の用具が追加されます。



 

球史に残る名選手

こちらの展示では真ん中のケースで球史に残る大記録を打ち立てた王貞治さん、金田正一さん、衣笠祥雄さん、福本豊さんについて、ユニフォームや記録樹立の際に使用された用具類が展示されています。

また、王貞治さんが吊した紙片を日本刀で斬るというトレーニングで使用された日本刀やバッティングフォームのチェックのために使用された大きな鏡なども展示されています。この鏡が縁が黄色くペイントされた木製でレトロな広告などもあり、なかなか可愛い感じです。鏡に映り込むように、対面の壁には王貞治さんの一本足のバッティング姿が掲示してありますので、注目してみてくださいね。

プロ野球の歴史

こちらでは日本のプロ野球の歴史についての映像展示① 1934~1987年(約10分)② 1988~2014年 (約16分)を見ればよくわかります。これらは順番に繰り返し上演していますので、全部見ると立ったまま26分ほどかかりますが、興味のある方は必見です。20年ほど前にあったプロ野球再編やストライキについても背景がわかります。また球団の変遷図もあって、昔の球団名を懐かしく思い出します。

野球の歴史

こちらでは日本の野球というよりも、アメリカで始まったベースボールの歴史についての展示がされています。アメリカの野球史の年表や初期のルールなど、時間をかけて読んでみると面白いものがあります。また野球をしているジオラマの展示もあります。現在のグラブを異なって、ぺらぺらの革手袋のようなグラブ、分厚いもののものすごく指を動かしづらそうなグラブ、また日本で使用されていた剣道の面によく似たキャッチャーマスクなども面白いですよ。

また日米野球もずいぶん前から開催されていたこともわかります。大会ポスターやチケットの展示もあり、こちらもレトロでかっこいいです。細かい展示になりますが、ぜひ時間をかけてじっくり見てみてください。



アマチュア野球

ここでは高校野球、大学野球、社会人野球、軟式野球、少年野球、女子野球についての展示があります。前年度の優勝チームのユニフォームや写真の展示などがあるのですが、私のお勧めは全国学童軟式野球大会に出場した小学生のチームを紹介したファイルです。小学生らしく男女混合チームもあり、それぞれのチームのスローガンも記載されているのですが、それが「挨拶をしっかり」だったり「助け合い」だったりまた指導者と保護者の結束を感じられるものだったり、野球と人の育成について感じるところのある内容になっています。

また2006年にWBCで優勝した際のトロフィーや先発メンバーのユニフォーム、はたまた歓喜の瞬間に舞った紙吹雪の紙片なども展示されています。

野球殿堂レリーフ

アマチュア野球の展示ゾーンの先には圧巻の野球殿堂レリーフが飾られた展示室があります。2020年現在で207人もの野球功労者の名誉を讃えてレリーフが飾られています。



野球の科学

こちらでは野球のボールやバット、グラブについてどのような作りになっているか、野球のルールについても解説されています。野球のグラブがポジションによって形が違うこと、とても沢山のパーツで組み立てられていることがわかって面白いです。

 

図書室

野球殿堂博物館には図書室もあります。貸し出しはできませんが、野球に関する雑誌や書籍が閲覧可能です。古いところではドカベン、少し前ならメジャーや最近ならばグラゼニなど野球に関する漫画も揃っています。個人的にお勧めなのは、主に昭和に活躍した選手の伝記漫画です。古い本ですが、40代・50代の人は懐かしく思い出されるのではないでしょうか。

 



ミュージアムショップ

野球殿堂博物館にはミュージアムショップはありませんが、野球グッズの自動販売機はあります!野球のお守り「野球守」や折れたバットをリサイクルして作ったお箸「かっとばし」やオリジナルマグカップなど野球好きなら欲しくなってしまうアイテムがあります。私のオススメは運動場で白い線をひくライン引き型の修正テープです!これはなかなかかわいいです。

 

いかがでしたか?野球殿堂博物館はざっと見ると30分ほどの見学時間で楽しむことはできますが、ぜひ興味を持った展示だけでもじっくりと時間をかけてご覧になることをオススメします。野球というスポーツの奥深さ、面白さをさらに感じることと思います!

野球殿堂博物館基本情報

アクセス:

JR中央線・総武線 水道橋駅西口 徒歩5分
都営三田線 水道橋駅 徒歩5分
都営大江戸線 春日駅 徒歩8分
丸ノ内線・南北線 後楽園駅 徒歩5分

東京ドーム21番出口の右側

休館日:月曜日(祝日・東京ドーム野球開催日・春・夏休み期間中は開館)年末年始(12月29日~1月1日)

開館時間3月~9月    10:00~18:00  10月~2月   10:00~17:00

※入館は閉館時間30分前迄